幸兵衛窯の製品

Products

作家の美意識を受け継ぐ職人技

当窯では、陶芸家である当主監修のもと、歴代の作風を反映させた個性溢れる陶器を製造しております。
技術指導を受けた熟練職人たちが、手描き、手作りで制作しており、一つ一つ違った表情を持つ味わい深い焼き物です。
生涯のお供としてご満足いただけるよう、伝統ある窯元としての矜持を持って、一同作陶に向き合っております。

志野

志野

美濃桃山陶の技法の一つで、日本で初めて作られた白い焼き物。百草土という白土を使った素地に、長石釉を厚めに掛けて焼く。釉肌には細かい貫入や柚子肌、また小さな孔が多くあり、釉のかかりの少ない釉際や口縁には、緋色と呼ばれる赤みのある景色が出る。また、鼠志野や紅志野などいくつかの種類がある。
加藤亮太郎は、穴窯で5日間をかけて焼成している。

織部

織部

美濃桃山陶の技法の一つで、戦国大名茶人 古田織部の指導で創始された、ひょうげと言われる斬新な形や文様の焼き物。釉薬の色になどにより黒織部、赤織部、志野織部、弥七田織部などがあるが、銅緑釉を用いた青織部が最も有名である。
加藤亮太郎は、穴窯で焼成した窯変織部や、書と融合した織部を手掛ける。

黄瀬戸

黄瀬戸

美濃桃山陶の技法の一つで、黄色い灰釉のなかに銅緑釉や鉄釉で文様が施された焼き物。油揚肌が珍重される。
加藤亮太郎は、黄瀬戸と、そこから派生した椿手を手掛ける。

乾山手

乾山手

江戸中期に活躍した京焼の祖 尾形乾山の作風に倣った色絵陶器。梅文や雲錦文など植物の意匠を取り入れた、華やかで雅味溢れる雰囲気が特徴。
五代加藤幸兵衛が得意とした。

金銀彩

金銀彩

乾山手のうち、金銀をふんだんに施したもの。
鬼板による下絵に、垂らし込み技法をはじめとした様々な上絵技術を用いて、蔦文や雲母文などを描いている。

赤絵

赤絵

中国宋代に興り、日本でも京焼の奥田穎川をはじめとして広く用いられた、赤色を主体として緑、青、黄などを施した上絵技法。中国漳州窯で作られた雄渾闊達なものを呉須赤絵と言い、五代加藤幸兵衛が得意とした。

染付

染付

中国元代に隆盛した、磁器の素地に酸化コバルトを含んだ呉須絵具で下絵付けし、青色を呈した焼き物。
江戸後期に美濃に導入され、初代加藤幸兵衛は市之倉染付として、精緻な細描を施したものを江戸城に納めていた。

三彩

三彩

中国では8世紀に唐三彩として栄え、シルクロードを辿り西アジアや日本まで伝播した鉛釉による多色彩技法。
主に緑、黄、白を三原色とする。
加藤卓男は、初期から三彩を手掛け、正倉院三彩の復元をはじめとした功績により、三彩の技術で人間国宝に認定された。

青釉

青釉

西アジアで最も古く、紀元前3世紀頃より用いられた銅を呈色剤とした青色の焼き物。
砂漠の民にとってのペルシャンブルーは、母なるカスピ海の色と称えられ、生命の象徴であり、聖なる色彩です。
加藤卓男は初期より青釉を手掛け、七代加藤幸兵衛は少し淡い青色の淡青釉を手掛けている。

ペルシア色絵

ペルシア色絵

ペルシャ文化が華やかなりし頃の12〜13世期、西アジア伝統の細密画の影響を色濃く受けた、上絵技法による華やかな焼き物。
ミナイ手ともいう。
ペルシャの鷹揚な雰囲気と楽しげなモチーフが特徴。
加藤卓男も晩年に作品を少なからず残している。

ペルシア色絵「ラピス」

ペルシア色絵「ラピス」

ペルシア色絵の技法の一つで、酸化コバルトによる藍色を主色とした花文様の絵付け技法。
宝石ラピスラズリを彷彿とさせる品格ある色使いと、伸びやかな絵付けが特徴。

金襴手

金襴手

中国明代陶技の精華であり、煌びやかな色彩の上絵技法による焼き物。
赤や紺などの地色の上に、金彩を描き、掻落し技法を施します。

五代加藤幸兵衛は晩年よく手掛け、優品を残しています。

特別な時に 特別な陶器を
特注生産お受けいたします

幸兵衛窯では、特注での製作をお受けしております。
冠婚葬祭のお引出物、企業様の周年記念品、名入れ贈答品、記念ピンバッヂなど、ご用命にお応えいたします。
お気軽にご相談くださいませ。

  • Sample 01

    NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
    オリジナルピンバッジ・オリジナル風鈴

    郵便局販売用に製作
    ピンバッジ3000個 風鈴400個オーダー

  • Sample 02

    色絵コウノトリ陶額

    藤田学園様 記念品として製作
    150枚オーダー

  • Sample 03

    スーベニアプレート

    大垣共立銀行様 記念品として毎年絵替わりで製作
    各500枚オーダー

  • Sample 04

    瑠璃地金彩カップ&ソーサー

    大垣共立銀行様 記念品として製作
    2客セット
    300組オーダー

お気軽にご相談ください。 contact> info@kobei-gama.co.jp

空間を彩る美意識
圧倒的な存在感の陶壁

建築内壁を飾る、陶壁の受注製作もお受けしております。
巨大な陶板を分割した陶壁や、アラベスクタイルによる組合せ陶壁など、大小さまざま、テーマや絵柄もご用命にお応えいたします。
お気軽にご相談くださいませ。

  • Sample 01

    JR多治見駅 七代加藤幸兵衛作 《ひびきあう声》

  • Sample 02

    名古屋テレピアホール 加藤卓男作《樹下楽人》

お気軽にご相談ください。 contact> info@kobei-gama.co.jp